過去の文化を守りつつ
進化しながら発展してゆく大都市 東京
未知の可能性を秘め
世界中をワクワクさせながら発信を続ける
魅力あふれる東京のイメージを
帯結びに表現いたしました

フージョンの着物の柄は東京花ソメイヨシノ､菖蒲やアヤメは東京の恩賜公園等沢山見られます。流水文様は時の流れを表しました。江戸から東京現在から未来へと歴史とテクノロジーを融合しながら革新して行く東京を考えた時、メビウスの輪が浮かびました。抽象的ですがそれを形にしたく、手先と垂れ先巡りヒダで表現しました。

手先、垂れ先同じヒダで作るめぐりヒダの融合と無限インフィニティを感じてもらえると嬉しいです。
それと帯の裏表で作るコントラストの面白みです。

後ろ姿を彩る大切な帯結びはお嬢様の体型にバランス良く、苦しく無く結ぶ為常に考えながら補正と着付けをしています。フュージョンに対しては、立て矢の下線内側の布目を正したゆるみは丸みの有るタックにしておさめ、時の雫と呼んでいました。立て矢はスッキリと､めぐりヒダはおおらかに、小粋でクールに結んでいただければ嬉しいです。